泌尿器科とは・・・・
泌尿器科は腎臓・膀胱・前立腺等の尿路系の病気を取り扱う科であり、具体的には前立腺癌・腎癌・膀胱癌等の悪性腫瘍、尿路結石、尿路感染、副腎腫瘍、前立腺肥大や神経因性膀胱による排尿異常、男性不妊、男性更年期障害、女性泌尿器科(膀胱脱、尿失禁)等を含む幅広い疾患を対象としています。
当院の泌尿器科では・・・・
当院では、上記の泌尿器科疾患全般に関してより高いレベルの診療を心がけていますが、その中でも特に前立腺癌・膀胱癌・腎癌・腎盂尿管癌・精巣腫瘍等の悪性腫瘍の診断治療に力を入れ、年間約200件の手術を行っています。現在は悪性腫瘍の治療においても低侵襲が求められており、積極的に腹腔鏡下での手術を導入しております。奈良県立医科大学と連携しつつ安全に施行できるように泌尿器腹腔鏡技術認定を受けています。尿路結石に対しては最新型の体外衝撃波尿路結石破砕術(ESWL)の機器や細径軟性鏡によるレーザー砕石(fiber TUL)を導入し、できる限り短期間で侵襲の少ない治療を提供できるように努力しております。
患者様への一言・・・・
これからは根治性(病気を治すこと)だけでなく、患者さんのQOL(生活の質)も考えた診療が要求される時代です。手術を例にとっても、低侵襲で、術後の苦痛が少なく、社会復帰が早い術式(腹腔鏡手術や内視鏡手術)を積極的に取り入れています。
患者さんと医者の人間関係でもっとも大切なのはお互いの信頼関係です。ゆっくり診察し、十分に説明することが重要と考え、ご本人はもちろんご家族にも病気や治療についてわかりやすい言葉で説明し、理解し納得して診断、治療を受けていただけるように心がけております。
地域に根ざした医療を行っていくため、近隣の開業医の先生とも十分に連携を取りつつ、気安く受診できる泌尿器科を目指していこうと考えています。泌尿器科というとすこし敷居が高く、恥ずかしい意識の方もおられると思いますが、不安に思ったことを気兼ねなく相談していただけると幸いです。
NCDの登録について
臨床研究について
実績
疾患名 |
手術名 |
平成29年度 |
平成30年度 |
悪性腫瘍 |
前立腺癌 |
前立腺針生検 |
26 |
61 |
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前立腺全摘除術(開腹) |
0 |
4 |
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膀胱癌 |
経尿道的膀胱腫瘍切除術 |
16 |
38 |
|
|
膀胱全摘除術(開腹) |
0 |
0 |
|
腎盂尿管癌 |
尿管鏡検査 |
2 |
2 |
|
|
後腹膜鏡下腎尿管全摘除術 |
1 |
1 |
|
|
根治的腎尿管全摘除術(開腹) |
0 |
0 |
|
腎癌 |
体腔鏡下腎摘除術 |
0 |
4 |
尿路結石 |
腎、尿管結石 |
体外衝撃波尿路結石破砕術 |
18 |
43 |
|
|
経尿道的尿管結石除去術(fiber下含む) |
9 |
27 |
|
|
経皮的腎結石砕石術 |
1 |
0 |
|
膀胱結石 |
経尿道的膀胱結石砕石術 |
7 |
13 |
排尿障害 |
前立腺肥大症 |
経尿道的前立腺切除術 |
6 |
11 |
その他 |
|
|
15 |
63 |
合計 |
|
|
101 |
267 |
治療の特色
診断・治療機器 |
専門治療・特殊治療 |
尿道膀胱鏡、尿管鏡、腎盂鏡、軟性尿管鏡、ホルミニウムヤグレーザー 腹腔鏡、CUSA、リガシュア、ハーモニックスカルペル、64列MD-CT、MRI、DIP、経直腸エコー |
泌尿器各種内視鏡治療、 腹腔鏡下・後腹膜鏡下手術 |
医師紹介
泌尿器科医長 辰巳 佳弘
日本泌尿器科学会 専門医 日本泌尿器科学会 指導医 泌尿器腹腔鏡技術認定医 日本透析医学会 専門医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 死体解剖資格認定者 泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医 |
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専門分野 |
泌尿器科腫瘍(前立腺がん、膀胱がん、腎がん) |
所属学会 |
日本泌尿器科学会 日本透析医学会 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 日本がん治療認定機構 日本ロボット外科学会 |
泌尿器科 三宅 牧人
泌尿器科専門医・指導医 日本透析学会専門医 医学博士 |
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専門分野 |
泌尿器科腫瘍、尿路結石、排尿異常 |
所属学会 |
日本泌尿器科学会 |
泌尿器科 青木 勝也
日本泌尿器科学会専門医・指導医 日本小児泌尿器科学会認定医 |
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専門分野 |
泌尿器科、小児泌尿器科 |
所属学会 |
日本泌尿器科学会、日本小児泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡学会 |