患者数の集計条件は、平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に当院を退院した患者さんであり、DPC（制度）で国に提出する主に診療録（カルテ）からの情報である様式１（診療情報）と様式4（医療保険診療以外の診療情報）のデータを基に集計しています。

DPCとは国が定めた急性期の入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度のことで、１日あたりの定額点数から入院医療費を計算します。本来は患者さんの疾患を分類する診断群分類のことを言いますが、医療費の支払い制度としての意味を持ちます。

消化器内科 (全2,126症例)

初発の５大癌について病期で分類し集計しています。病期分類は腫瘍の大

きさや深さ、周辺のリンパ節への転移の有無、他臓器への転移の有無、腫瘍の悪性度により判定されます。

脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しました。

　ICD-10とは世界保健機関（WHO）が作成した疾病及び関連保健問題の国際統計分類のことで、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されています。

消化器内科 (全613症例)

循環器内科 (全155症例)

小児科 (全2症例)

外科 (全361症例)

整形外科 (全67症例)

泌尿器科 (全197症例)

産婦人科 (全237症例)

眼科 (全192症例)

上記４疾患について症例数と発生率を集計しました。

播種性血管内凝固症候群（DIC）は、さまざまな重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気です。

敗血症とは、肺炎や腎盂腎炎など生体のある部分感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。

真菌感染症は 真菌（ガンジダ、アスペルギルス、クリプトコッカス、ムコールなど）による感染症です。