病院長挨拶

JCHO大和郡山病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。私は、令和6年4月1日付で病院長を拝命しました髙田泰次と申します。最初に自己紹介をさせていただきます。

昭和33年京都市に生まれ昭和58年京都大学医学部を卒業するまで京都で育ちました。研修後京都大学助手、筑波大学講師、京都大学准教授を経て、平成21年より令和6年3月に定年退任するまで愛媛大学肝胆膵・乳腺外科学講座教授を務めてまいりました。専門は肝胆膵外科と肝移植であります。

私にとってこの度の院長就任は新たな職域へのチャレンジであり不慣れなところもあるかと思いますが、当院をさらに発展させ地域の皆様の健康と安心に貢献できるよう邁進したいと強く決意しております。また、前任地の愛媛県は医師不足と人口減少などまさに地域医療の課題に直面する地方であり、そこでの医療実践の経験や、大学という医師を派遣する側の立場を承知していることは、JCHOの名の基となる地域医療機能推進に役立てられるのではないかと思っております。

さて、当院は、昭和21年桜井市にて健康保険三輪病院として発足しました。昭和36年に今の大和郡山市に移転し社会保険大和郡山総合病院になり、平成6年に全面改築して奈良社会保険病院と改称しました。平成26年に、これまでの社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院が一つとなり、全国57病院からなる新組織「独立行政法人・地域医療機能推進機構(Japan Community Healthcare Organization:略称JCHO)」が立ち上がり、当院もJCHO大和郡山病院となりました。JCHOは、国立病院、労災病院と同様の、国・厚生労働省が所管する病院グループです。

当院は、これまで60年以上にわたり大和郡山市唯一の公的病院として、地域の皆様の健康を支え親しまれてまいりました。少子高齢化社会を迎え、訪問看護ステーションや地域包括ケア病棟も開設しました。急性期から回復期さらには介護へと切れ目ないシームレスなサービスを提供し、JCHOの使命である、地域医療・地域包括ケアの要として、超高齢社会における地域住民の多様なニーズに応え、皆さまのいのち・生活を支えていきたいと考えております。

今後もJCHO大和郡山病院が、名実ともに公的病院として地域医療の中心的役割を果たしていけるように、病院職員一同がvisionを共有して頑張ってまいります。どうか地域の皆さまの暖かいご支援ご協力を、宜しくお願い申し上げます。

令和6年4月1日  病院長 髙田泰次